木製建具

伝承技術

日本の家づくりは、長い時間の中で先人達が技術を磨き、さらに工夫を加え、今も新しい時代の職人に受け継がれ、技の伝承が繰り返されています。
なかでも建具の歴史は古く奈良時代中国大陸から伝わった観音開きの板扉、唐戸に遡ります。続いてしとみど、障子と、日本の家づくりは建具とともにその技術を深め、日本人の暮らし方を豊かにしてきました。

わたしたち野原建具工業は日本の家づくりの中で大切な役割を果たしてきた建具・サッシ・ガラス製品・組子製品・注文家具を得意としてお客様の幸せを増やし社会に貢献できる仕事を目指してまいります。

建具の技

職人の技
人の技が生み出す製品の持つ味わいと温もりは、手作業ならではのものです。
建具の枠は使われる環境により反りや傾きなどに僅かな違いがあらわれます。その微妙な違いを読み取り、寸法を測り、建具を調整して設置します。
出来上がった建具をピタリと納めるには、精密な計算と高い技能、そして経験が必要とされます。

道具の技
建具仕事の道具は、職人の数だけあると言われています。それは10人十色それぞれに使いやすいように道具を工夫し手入れをして使い勝手のよい道具を作り上げるからです。自分の手に馴染んだ道具を大切に大切に使うのも建具職人のたしなみのひとつです。

材木の技
建具の素材となる木の良し悪しを見定め、選ぶのも建具職人の技のひとつです。木目や色を見ることはとても重要なことです。10年後20年後30年後にどのような姿になるのかが読めなければなりません。建具全体が同じ色になるようにそれらに艶と光沢が加われば思い残すことはありません。

木取りの技
木取りという技があります。これは大きな板から建具の部材を切り出してゆく仕事で、建具作りはこの木取りから始まります。建具の出来を左右する作業で、多くの職人さんが木材を前にして腕を組みしばらく立ち止ります。目利きができるようになるまで最低でも10年。頭の中では完成した建具を思い描き、納まった部屋を脳裏に浮かべます。
木目の位置も重要です。木目がいちばんまっすぐに詰まっているところは真ん中に、少し曲がっているところは下桟に置く、熟練がなせる技に判断の狂いはありません。

製造の技
建具は木取りの後、厚さを定めるために削ります。次いでホゾとほぞ穴を加工し、最後に組み立てです。
その後にたっぷり水を含ませ、乾いた頃を見計らって鉋をかけます。そうすることによって木の内側からにじみ出る輝きが艶となります。建具は経験やセンス、カンなど職人ひとりひとりの技によって完成します。そこにはわずか1ミリの誤差を感じる魔法の手のひらがあります。

デザインの技
暖かい木のぬくもりを感じさせること、建具職人の手から生まれる建具だからこそ、大きすぎず小さすぎず、その空間にぴったりなものが生まれます。デザイン性のある100年も愛される建具を作ることそれがデザインの技です。
デザインの技を持つということは人の暮らしをよく知っているということだと思います。

修理の技
日本の家は生来、合理的に作られています。ことさら建具は修理することができることが大前提です。美しいデザインの細工は実はエコのセンスにあふれています。エコとは物を大切にすること。壊れたり、不都合が生まれたら状況に合わせてリメイクすることができます。

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